(2022年3月6日追記)
いざ、これからITについて学習を始めるにあたり、方法について妻と話をしていました。
いろんなサイトで基礎の基礎、って感じで書いているんだけど、とりあえず「ITパスポート試験」っていうのを勉強すればいいのかなぁ。
うーん、知識としてはそのうち必要になるだろうけど、HTMLとCSSの勉強を始める段階では必要ないよ
IT業界の入り口となったITパスポート試験。
一方で、IT業界未経験でプログラミングに興味のある人が一番最初に取り組むものでもないと個人的には考えています。
妻のように「IT業界興味あるけど何から勉強したらいいんだろう」という社会人はHTML・CSSの学習から始めることをお勧めします。
夫(筆者)のプロフィール
30代の現役システムエンジニア。IT業界に入り十数年。 クライアントへの企画提案、少しコンサルティング、PM、要件定義・設計・開発・テスト、保守・運用まで一通り経験。 詳細な経歴はこちらから。
最初に妻(初心者)に渡した本
ひとまず今後の方向性を考えて、HTML・CSS・Webサービスの基本的なことだけがやさしく書かれている本を妻に渡しました。
この本を選んだ理由としては、
- インターネット(Web)ってそもそもどういう仕組みなのかがわかるから
- 妻の当面の目標がWebサイトのもととなるものを作ってみることだから
です。
Webに関する知識の基本的なことが幅広く書かれていたので、超初心者の入門編としてはとても良いと思います。
僕も最初は「ITパスポート試験」の勉強からでもいいかな、と考えましたが、あらためて試験範囲の内容を見て今回は見送りました。
妻にITパスポート試験の学習を最初に勧めなかった理由
入門編としてITパスポート試験の勉強を勧めない理由としてはいくつかあります。
1.分野が幅広い
ITパスポート試験はITの知識やプログラミング基礎以外にも、以下のようなジャンルも試験範囲となります。
- 法務知識
- 経営戦略
- システム戦略
- プロジェクトマネジメント
IT業界で働く上ではもちろん必要な知識ですが、入り口として必要な知識か、といわれたらそんなことはないと考えています。
また、ITに関する領域についてもこれまでITに触れたことがない人からすると、見慣れない言葉や考え方が多いです。
そのため、試験に合格するためのインプットになってしまう可能性もあります。
(しばらくすると忘れる)
2.学習時間よりも手を動かす時間を確保したい
まずは当面の目標であるプログラミングの基礎を学習する時間を確保した方がよいと考えました。
知識の習得に時間を費やすよりも早めに手を動かし、プログラミングに慣れてこういうものだよというのを知ってほしいというものがありました。
特に社会人は平日は本業の仕事をしていて、学習時間の確保が限られています。
ITパスポートの参考書を開いてこれがプログラミングとどうつながるの?と少し挫折するよりも手を動かして入り口に触れる方が効率がいいと思います。
3.妻の心が折れそう
何よりもIT未経験者にとって馴染みのない言葉が多く出てくるので妻の性格上、途中で投げ出しそう。
ITパスポート試験は必要ない?
妻には、ITというものにある程度慣れてきたら(渡した本を1冊通し切ったら)、ITパスポートの試験にチャレンジさせてもいいかなと思います。
ITパスポート試験では幅広い知識を問われていますので、ITリテラシーが向上します。
現代において、多くの仕事にITは関わっています。
使う道具の仕組みを知っておくことで、本来の仕事も効率よく進められます。
また、IT系企業への就職を志望する大学生は勉強して損はないと思います。
余談:IT業界の新人研修(夫の場合)
自分が新卒で入社したときは基本情報技術者試験の合格を目標に1か月程度、研修部屋にカンヅメでした。
そこからプログラミング(Java)の学習、という流れでしたが、IT未経験の人が仕事をしながら毎日少しずつ勉強をする、っていうのはよっぽどの熱意がないと厳しいかな、と個人的に思います。
1日中勉強の時間が確保できて、本気でIT業界に入りたい、と考えている人には基本情報技術者試験の勉強と資格取得は本当におススメします。
勉強しているときは「何書いてるのかさっぱり」なものが多いですが、後々必ず役に立ちます。
(追記)妻、ITパスポートの学習を開始
(2022年3月6日追記)
なんとかかんとかHTML・CSS・JavaScriptの本を1冊やり遂げることができました。
IT業界へのモチベーションもさらに高まってきたので、次の目標はITパスポート試験の合格としました。
ちなみに、
まんが形式じゃないと絶対に頭に入らない
と宣言していたため、こちらを購入して読ませています。
Web(HTML・CSS・JavaScript)の本を1冊じっくり進めて、時々で僕から関連するキーワードの説明もしていたので、この本の序盤については今のところスラスラ読み進めることができています。
これを一冊読み終わったら過去問・模擬試験に取り組んでもらおうと考えています。