本を読んでると「メールサーバ」とか「Webサーバ」とか「DNSサーバ」って文字がいっぱい出てくるんだけど、サーバってそもそもどういうものなの?
簡単にいうと、サービスを提供する側のコンピューターを差すんだけど、イメージがもてるよう説明頑張る。
サーバとは?
何かしらのサービスを提供しているコンピューターです。
英語の「Serve」の意味は、仕える/勤務する/給仕する/役目をはたす、役に立つ…などなので、そのままの意味で「誰かに何かをしてあげる」コンピューターになります。
対の意味として「クライアント」があります。
誰か、っていうのはこの「クライアント」と呼ばれるものがほとんどです。
何か、というのはそれぞれのサーバが持つ機能によりさまざまです。
ファイルサーバはファイルの格納、共有をすることをサービスとして提供しているサーバです。
メールサーバはメールの送受信ができることをサービスとして提供しています。
メールサーバの役割(イメージ)
クライアントAからクライアントBにメールを送る場合はこのようなイメージで流れていきます。
①クライアントAのパソコンのメールソフト(メールを送受信するためのソフトウェア、Outlookなど)からメールサーバAにメールを送る
②メールサーバAが送信先のメールアドレスからメールサーバBを特定(※)してメールを送ります。※今回は間の流れは省略します。メール送受信の仕組みについてはまた別の機会に。
③クライアントBがメールソフトを立ち上げたり、受信ボタンを押したときにクライアントBはメールサーバBに自分あてのメールがないか問い合わせて、あれば取り出します。
このようにメール「サーバ」はクライアントに対してメールの送受信のサービスを提供しています。
サーバはどこにある?
よく(?)「サーバ」と聞いてイメージするのが、こういう機械が並んでいるデータセンターの絵かと思います。
ですが、最初に書いた通り、サーバは「誰かに何かをしてあげる」コンピューターです。
そのため、家電量販店などで売っている普通のパソコンでも「サーバ」として使うことができます。
大規模な会社だとサーバルームと呼ばれるサーバがたくさん置かれているだけの部屋を作っています。
自宅のパソコンのように使わないときは電源を落としておくような使い方ではないため、温度は一定に保たれています。
小規模な会社だとオフィスの一角などにサーバを置いていることもあります。
また、サーバだけはオフィスではなく、サーバを置く場所を提供している会社から場所をレンタルしている場合もあります。
そのようなサービスをハウジングやホスティングと呼んでいます。
ハウジングは場所だけを借りてサーバは自分たちで調達します。
ホスティングは提供元の会社が用意しているサーバも含めて借りるようなイメージです。
最近はクラウド化も進んで、業務で使うシステムは全て外部のWebサービスを使っている会社も多いため、会社(ハウジング含めて)にサーバを持っていない会社もあると思います。